
家具や器が並ぶ宝探しのような店内と、暮らしに迎えた茶碗蒸しの器
長野県諏訪市にある「リビルディングセンタージャパン」、通称「リビセン」へ行ってきました。
リビセンは、古材や古道具を販売している建築建材のリサイクルショップです。解体される建物や空き家などから、行き場を失った古材や道具を「レスキュー」し、新しい使い手へとつないでいます。



↑建物を外から見たときは、落ち着いた雰囲気の古道具店という印象でした。ところが、中へ入ってみると想像していた以上に広く、たくさんの家具や器、古道具がずらり。
棚や机、椅子といった大きな家具から、暮らしの中で使われてきた小さな道具まで、さまざまなものが所狭しと並んでいます。
新品のお店のように同じ商品が整然と並んでいるのではなく、一つひとつに形や色、使われてきた時間の違いがあります。そのため、店内を歩いているだけでも、宝探しをしているような楽しさがありました。
「これは、どんな場所で使われていたのだろう」
そんなことを想像しながら眺めていると、気づけば時間を忘れてしまいます。

↑1階にはカフェもあり、買い物の途中でひと休みできます。そこでいただいたスコーンがとてもおいしく、古材や古道具に囲まれた空間で過ごす時間も含めて、リビセンならではの魅力を感じました。


↑そして今回、たくさんの器の中から見つけたのが、写真の蓋付きの陶器です。
白地に藍色を基調とした絵柄が入り、ところどころに赤や緑が使われています。落ち着いた雰囲気がありながら、人物や草花の模様にはどこか愛嬌もあります。
二つ並べたときの姿もかわいらしく、茶碗蒸し用の器として使おうと思い購入しました。
蓋を開ける瞬間の楽しみまで含めて、いつもの茶碗蒸しが少し特別な一品になりそうです。
誰かの暮らしの中で使われてきたものが、今度はわが家の食卓で新しい役目を持つ。
リビセンで器を選んだことで、単に買い物をしたというよりも、ものが持つ時間や物語を引き継いだような気持ちになりました。
外から見るよりもずっと広く、家具や陶器、古道具との思いがけない出会いが待っているリビルディングセンタージャパン。
どんなものが見つかるかは、その日、そのとき次第です。長野・諏訪を訪れた際には、時間に余裕を持って、ゆっくり店内を巡りたい場所でした。

